Dear violin Students 私の大切な生徒たちへ

ヴァイオリンを学ぶ方々と分かち合いたいたくさんのこと

3連符の表示と指づかい:カイザー27番/ Kayser 36 studies for violin (Svecenski) No. 27 のレッスンにて

「先生、この最初にみえる3の数字、

 これって、指づかいではないですよね。。。??」

 

「そうね。この場合、その音だけみると、Bナチュラルなので、3と書かれてあると、サードポジションを思い浮かべるかもしれないけれど、この場合はそうではないわね。

3つめのAが開放弦になっているし、その後にでてくるEの音も1となっているので、最初しばらくはファーストポジションね。

まず、この3という数字、フォントがイタリックになっているのはわかる?

そして、指づかいには イタリックではなく、別のフォントが使われているのも見えるかしら。」

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Kayser No. 27 beginning

「はい。わかります!」

「多くの場合、3連符を表示する際の数字にはイタリックが用いられるの。

もちろん、あなたくらいになったら、楽譜を見れば、音のグルーピングや、拍子と音の数などの関係から、3連符は3とかかれていなくてもきちんとみつけられると思うけれど。。。?

ね。そうよね?(笑)」

「あ。。。はい。。。(^^; 」

「楽譜に親切に3連符のs表示がある際には、今日、質問してくれたように、指づかいと間違えないようにしないとね。

3の数字が イタリックの場合は3連符、そうでなければ指づかい ね。

確認してくれて、ありがとう。

 

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