Dear violin Students 私の大切な生徒たちへ

ヴァイオリンを学ぶ方々と分かち合いたいたくさんのこと

ヴァイオリンを教えることを通して世界を知る

 

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私の生徒たちは、子供から大人まで、そして、中国系、台湾系、韓国系、日系、過去にはもちろん純粋なアメリカ人、そして、インド系、ヨーロッパ系、など。これまでに、さまざまな人種の方々と交流をしてきました。

今回の伝染病に関しても、みなさんそれぞれスタンスが違います。

生徒たちのなかには、どうしても対面でのレッスンを希望する というもの、

なにが起こるのかわからないからオンラインのレッスンにしてほしい というもの、

しばらく休みます というもの、

対面のレッスンをしたいけれど、ソーシャルディスタンスはどのようにとるのですか?

オンラインレッスンになると、どのような感じになるのですか? など

質問を投げかけてくださる方々、本当にさまざまです。

状況も刻々と変わっていたので、まだまだ、「明日のレッスンはどうされたいですか?」と各生徒にメールで連絡をして、要望を聞いてからのレッスンが続いています。

 ひとりひとりと真摯に向き合い、それぞれに違った対応をしていますので、とても大変ですが、やりがいもあります。

レッスン中の距離が気になる場合には、お互いにマスクをし、2メートルの距離をおき、普段、1つつか使わない譜面台も、生徒にひとつ、私にひとつ、と2つ用意し、お互いの楽譜を使います。楽譜の書き込みや、譜めくり、楽譜の交換、も、普段は私がしていますが、ほとんど生徒にしてもらい、鉛筆なども、気になるようであれば、持参してもらいます。 

オンラインのレッスンをはじめたけれど、楽器の調弦がまだまだできない場合には

ときに、レッスン以外の時間に、親御さんに楽器をもってきていただいて、調弦だけしてお渡ししたり、

調弦はまだやってみたことがないけれど、挑戦してもらえそうな生徒には、チューナーを買ってもらい、調弦の方法を教えて、大体でも、できるところまでもっていってもらうように導いたり、

オンラインレッスンだけでは不十分と思うものには、完璧なものはできないけれど、その生徒にあった録音を送ったり、

 本当にさまざまな対応をしています。

現在、アジア系の生徒が多いのですが、この伝染病に対してのスタンスも、不思議とだいたいお国柄があらわれます。

とても大変な時期ですが、オンラインでできること、できないことを知ったり、生徒たちとの交流を通じて、お国柄を感じたり、とても勉強になっています。

まだまだ長くなりそうで、気が遠くなりそうですが、永遠には続かない ということをこころに、歩み続けます。