Dear violin Students 私の大切な生徒たちへ

ヴァイオリンを学ぶ方々と分かち合いたいたくさんのこと

日本からアメリカへ はじめての経由便

世界中に大流行してしまっている病気があるなか、まだまだ飛行機に乗って移動をすることはよいことではありませんが、どうしても必要があり日本に一ヶ月滞在し、戻ってまいりました。

あなたのフライトはキャンセルになりました。

日本に到着して2日後くらいに、航空会社(デルタからメールで連絡がありました:

 

私が乗る予定となっていた直行便(日本からアメリカ行き)がキャンセルとなりましたので、変わりに以下の経由便はいかがでしょうか?

 

と。

 

私はアメリカの西海岸に住んでおりますが、紹介いただいた便の詳細をみてみると、一度、東海岸のほうへ行ってから、また西にもどってくる という意味もなく非常に遠回りな便でした。その上、乗り換えにおいての待ち時間が7時間半。

 

ありえない。

 

ということで、航空券を購入した旅行会社さんに相談。直行便に近いかたちでの帰国をしたいという意向を伝えると、

 

出発予定日は無理だけれども、その前日か翌日に、シアトル経由便がとれます とご紹介いただいたので、そちらに変更して帰ってきました。その場合には、日本からアメリカ西海岸北側(シアトル)へ行き、乗り換え待ち時間も2時間ほどでしたので、最初に航空会社から提案された便に乗るよりも、時間のロスが少なくて済みました。

こういうときには、旅行会社を通して、チケットを買っておいてよかったな と思いました。ほかにしなければならないことがたくさんあるのに、このような交渉を航空会社とするのは面倒ですから。。。

 

空港まではリムジンで

 以前はずっと父が送迎をしてくれていましたが、もう助けてくれる人は誰もいません。重たい荷物を転がして、背負って、幸いにリムジンバスのストップが近くにあるので、そこまで出向き、リムジンを利用して空港まで行きます。

リムジンもきちんと運行されているのか心配でしたので、数日前にきちんとチェック。

いつもは予約を入れてしまうのですが、今回は空港のお店もほとんど閉まってしまっているので、あまり早く行っても本を読むくらいしかないと思い、2本のバスのどちらを利用するかでかなり悩みました。あるバスを利用すると、空港には5時間近く前についてしまい、その次を利用すると、2時間前になってしまう。。。基本的には3時間前に空港に来るように推奨されているので。

心配になって、航空会社に電話で問い合わせていると、「2時間前でも、たぶん、大丈夫だと思います」とのこと。「たぶん」というのが気になりましたが、今回は2時間前到着のバスを選び、問題なく搭乗することができました。

 

はじめての経由便での旅 まず日本からシアトルへ

はじめての経由便利用となりましたが、それほど悪くはなく、スムーズに移動することができました。

 

アメリカから日本に入国した約一ヶ月前のフライトでは、乗客が約26人ほど(とほかの乗客にききました)が、今回は、そのときに比べると、ずっと多くの方々が利用していました。乗客がきちんと距離を保てるように、席は必ず少なくてもひとつおきの間隔が保たれており、マスク着用が義務付けられていました。席をひとつ空けるようにすると、満席に近い感じになっていたようにもみえ(もちろん、すべてを見渡せるわけでもないので、私の回りだけですが)、行きと違って、閑散とした感じはまったくありませんでした。

 

お食事は2回。夕食と朝食。

夕食牛丼(といってももちろんどんぶりではありませんが)とがんもどきの煮物、そして小鉢のようなおかずが3種類(ほうれん草のあえもの、キムチ風きゅうり、もう一品は忘れてしまいました。。。)そして、ハーゲンダッツのバニラアイスクリーム でした。飲み物は緑茶をお願いしていただきました。

私は数年間、いつもこの航空会社をずっと利用していますが、お食事の量は少し少なくなっているように思いましたが、今回のお食事、とても口にあっておいしかったです。

過去にはアイスクリームが冷たすぎ、固すぎて、スプーンが通らない ということもありましたが、今回はお食事と一緒にでてきたため、食事中に、アイスクリームが少しやわらかくなり、食後のデザートとしていただくころにはちょうどよくなっていて、いつもは少し残すようにしているアイスクリムーもぺろりといただいてしまいました。

 

途中、オレンジジュースとチーズイットのスナックをいただき

(Cheezitは、クルーの方が、静かにもっていてくださるバスケットのなかにあり、自分で選んだものです。ほかには BiskoffやKindbarがみられました。甘いものばかりはこたえるので、Cheezitがとってもおいしかった!)

 

朝食は、レーズンシナモンロール、カットフルーツ。

飲み物には、炭酸水をいただきました。

こちらもおいしくいただきました。

 

最初のお食事が終わると、くつろぎの時間になるので、私は大抵、映画を観てすごします。本も持参するのですが、やっぱり映画のほうがラクチンなので。

往路の際に観てよかったものをもう一度観ることが多いです。

今回、気に入ったのはとくに以下の最初のふたつ:

 

***Jim Allison, Break Trhough

がんに対しての画期的免疫療法を開発し2018年ノーベル医学・生理学賞に輝いたジム・アリソン教授のドキュメンタリー

 

***Bethany Hamilton, Unstoppable (「ソウル・サーファー」)

若くして天才的なサーファーだったけれども、13歳という若さにしてサメに襲われ、片腕を失うべサニー。それでもその1年後には、コンペティションにも参加。そんな彼女が28歳となり、ふたりの子供を持つ母親として、育児に追われながらも、彼女のキャリアのなかで最大のビッグウウェイブに果敢に挑み続ける様子を描くドキュメンタリー。

 

**Very Ralph

ラルフ・ローレンのドキュメンタリー。

 

*Nailed it

Nailed It - Abou

 

私は今回からノイズキャンセリングのヘッドフォンを持参しました。すべてのノイズをキャンセルすることはできませんが、映画の音はずっとずっと聴きやすいです。

 

私はこの便においては、2席並んでいるうちの通路側の席だったのですが、日本で常に睡眠不足を感じながらの家族のお世話、生徒たちのオンラインレッスンで毎日とてもとても忙しくしており、自分の時間もほとんどないような状態でしたので、かなり疲れがたまっており、お行儀が悪いと知りながらも、とうとうアームレストを上げて、隣の方がいないことをよいことに、2席を使って、膝をたてて横になって眠ってしまいました。ちょっと恥ずかしかったのですが、実は、すぐ近くにおいでだった乗客の方も同じように横になってらしたので、便乗させていただいてしまいました。

 

そうしながらも、往路で見ていた映画をちらちらと観ていました。 私は本と同様、気に入ったものがあると、何度か観るのが好きです。英語もすべてがきちんと理解できるわけではないので、少しでもいいので、もっと理解したい という気持ちからです。 

 

乗り換え:シアトル空港にて 

無事にシアトル空港に到着。

シアトル空港では 入国審査、税関審査 がありました。

日本にはどのくらい滞在したのか、目的は何だったのか、いくらくらいキャッシュを持っていったのか、何か買ったものはなかったか?例えば、食べ物とか?スナックとか?

だいたい聞かれることは決まっています。

 

健康チェックは全くなし

 現在の状況からいくと、アメリカ入国時にも健康チェックがあってもおかしくないのですが、それはまったくありませんでした。

ただし、入国後14日間は、人になるべく会わず、自宅待機 が義務付けられています。

 

はじめてのシアトル空港

無事にアメリカ入国を済ませると、最終目的地への便に乗るために、一度預けた荷物を受け取り、カートに乗せて移動、そして、再び預け、セキュリティーチェックを受けました。飛行機のなかでいただいていたボトル入りの水を持っていたのですが、ここで没収されました。

セキュリティーチェックが済み、気づいてみるとチケットにはゲート番号が記載されていなかったので、まずはその情報を得なければ、とはじめてのシアトル空港内をうろうろしました。

ただなんとなく、上の階へ行ってみるとその情報を得ることができ、その後、シャトル地下鉄?に乗って、利用ゲート近くまで行きました。歩いてでもいけたかもしれませんが、まずは自分の搭乗ゲートの場所くらいは把握しておかないと心配でしたので。

いきなり地下鉄?に乗ることになるなんて、いつもでしたら、緊張しそうな状態でしたが、とても疲れていたので、もうなるようになる と結構どっしりした気持ちで移動することができました。

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シアトル空港 シャトル電車の入り口

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シアトル空港 

Thank you for the information: 

User’s Guide to the Train at SEA Airport | Port of Seattle

 

ゲートを見つけたら、なんとなく空港内散策です。

公衆電話をさがしましたが、ありませんでした。(外にはたぶんあるのでしょう)私はスマートフォンをもたず、3Gの携帯電話だけですので、それももちろん使えません。

航空会社のラウンジを使わせてもらうことも考えましたが、伺ってみると、私はまだ使えるステータスに至っていないようで、残念でした。(笑)

シアトル空港は、普段よりも利用客が少ないからかもしれませんが、なんとなく居心地がよかったです。

なんとなくお腹がすいているような、いないような。空港ではサンドイッチなどはもちろんすべて約10ドル。普通にお店で買う際の約倍くらいのお値段です。フレッシュな食べ物を口にしたい気持ちもありましたが、よく感じてみると、それほどお腹がすいているわけでもなかったので、スターバックスでラテを買い(ミルクがはいっていますから、たんぱく質も多少とれますし)(お値段は グランデサイズで 確か6.5ドルくらいだったかしら?)、いつも持ち歩いているカロリーメイトと、ナッツやドライフルーツにお世話になりました。(私はこれが大好きです)

そうこうしているうちに時間です。いざ、最終目的地への飛行機へ乗り込みます。

 

シアトルから最終目的地へ(国内線での移動)

こちらは約2時間ほど。ブランケットやイヤフォンなども配られることなく、スナックの詰め合わせをいただいただけでした。国際線に乗ることのほうが多いので、国内線サービスはこの程度?とちょっと驚きましたが、そういうものなのでしょうね。

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delta airline snack

映画も見ることができましたが、国際線に比べると、選択肢はかなり少なかったです。

持参のノイズキャンセリングヘッドフォンで映画を聴きながら、今度はきちんと着席した状態でほとんどすっかり眠りに落ちて過ごした2時間でした。

私はどちらかというと前のほうの座席でしたが、こちらもある程度、利用者数はあり、閑散としている雰囲気はありませんでした。

今回出発前に、国際線も国内線も自分の席を確認しましたが、国内線においては、リクライニングが使えません と表示されていたのですが、席の変更をお願いしませんでした。やっぱりリクライニングは使えるほうがよかった と感じたので、次回からはそうしましょう。

 

最終目的地に無事に到着

入国審査は済んでいるので、無事に最終目的地に着くと、荷物を受け取るだけですぐに外にでてきました。

迎えに来て空港近くで車で待っていてくれている友人に、公衆電話で電話をしなければならなかったのですが、国内線ターミナルにはそれがない。国内線のターミナルだったためでしょう、カートが有料(7ドル)だったので、使用をあきらめて、受託荷物が2つ、キャリーオンがひとつ、そして、ヴァイオリン というたくさんの荷物を背負って、転がして、絶対電話があるとわかっている隣の国際線のターミナルまで歩いていくことに。

ちょっと大変ではありましたが、 温かく、乾燥した空気が、私にをハグして、Welcome back と言ってくれているよう。

がんばった一ヶ月を終えて、どこか心地よく、Homeに戻ってきたような気分。

東京もHomeですが、今は行っても自分の時間がほとんどなく、睡眠不足の毎日になってしまうため、自分が心地よくあれるのは、まだアメリカの自宅ということなのです。