バッハ メヌエット (鈴木ヴァイオリン教本3巻)/ Bach Minuet (Suzuki Book 3)
バッハ作曲 G Major のメヌエットは、鈴木ヴァイオリン教本1巻にもでてきて、一般に広く親しまれている曲ですね。ピアノ、ヴァイオリン、ギター、フルート などなど、いろいろな楽器で演奏されています。3巻では、g minor のメヌエットも学べます。
お家での練習のために:一緒に弾こう!
ふたつのヴァイオリンのあとに、セカンドヴァイオリンのみがおさめられていますので、ぜひ一緒に弾いてみてくださいね。
遅すぎる?速すぎる?必要があれば、別のテンポでもおさめられるので、ご連絡くださいね。みなさまの練習のお役にたてますように。
Bach Minuet (バッハ メヌエット), Suzuki Violin Bk 3 (鈴木ヴァイオリン教本3巻), violin duet + 2nd vn part to play along
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実はバッハの作品ではない?!
バッハは1720年の旅行中に妻を亡くし、その翌年に、当時楽長として仕えていた同じ宮廷のソプラノ歌手のアンナ・マグダレーナ・ヴィルケと再婚します。彼女はとても優れた音楽家で、バッハの仕事をよく手伝っていました。
バッハは1725年に「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帖2巻」(Notebook for Anna Magdalena Bach) を編んで、メヌエット、ガボット、ミュゼットなどたくさんのバロックの踊りの曲をおさめており、これら G Major / g minor のメヌエットも含まれます。この音楽帖にはバッハの作品だけでなく、ベーム、クープランなどの作品が収められていますが、多くはまだ匿名のまま。これらのメヌエットも作曲者の名前なしで記載されていたので、バッハが作曲したものと考えられていましたが、1970年に、音楽学者ハンス ヨアヒム・シュルツたちによって、作曲者は ドイツの作曲家、鍵盤楽器奏者であったクリスティアン・ぺツォールト ( Christian Petzold )であると正されました。
バロックダンスのひとつであるメヌエット
さきほども書いたとおり、メヌエットはバロック時代の踊りのひとつです。これまで学んだ、ガヴォット、ミュゼット、ブーレなどはすべてバロック時代の踊りです。大きなスカートをはいて踊られていたメヌエット。以下に参考動画を貼っておきますね。
Minuet from Pierre Rameau s book Maitre a danser, 1725
Thank you, Dancilla for the wonderful video!
ハープシコードによる演奏
そして、ピアノが発明される前からある鍵盤楽器、ハープシコードでの演奏のひとつ例がこちらです。バロック音楽のひとつの特徴ともいえる、かざり(装飾)が聴こえますか?:)
Bach, Minuet in G major, BWV Anh 114, Harpsichord
Bach, Minuet in G minor, BWV Anh 115, Harpsichord
Thank you, The Great Repertoire for your wonderful videos !
Happy Practicing!