Dear violin Students 私の大切な生徒たちへ

ヴァイオリンを学ぶ方々と分かち合いたいたくさんのこと

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴァイオリンを「弾く」こと、「練習する」こと

今日は残念ながら、あまりきちんと練習をしてきたように聴こえないけれど あなた自身としてはどう思う? ヴァイオリンを弾く ということと 練習をする ということは まったく別のこと。 練習をする ということは 練習する前と練習の後で なんらかの変化がな…

「お休み」はお休みじゃないの?

休符をみて、いつも遅れて入ってきてしまうあなたへ。 お休み は 休憩 ではないの。 次に入る 準備 よ。 あなたはいつも お休みをみると、休憩しちゃう。(笑) そうではなくて、お休みは 次の音への準備。 休憩する間もなく、あたまのなかはフル回転よ。 de…

セカンドヴァイオリンよりファーストヴァイオリンのほうがえらいの?

「先生、ぼく、学校のオーケストラで、 セカンドヴァイオリンの一番うしろの席になったんだ。。。」 「どうしたの? それでがっかりしているの?」 「うん。 だって、セカンドヴァイオリンより、ファーストヴァイオリンのほうが えらいんでしょ? そのうえ、…

弓の動かし方:ダウンとアップ、本当はそうじゃないの?

確かに、弓はの動きは ダウンボウ と アップボウ と呼ばれているわね。 でもね、実は、弓は弦を水平に震わせるもの。 なんだか ダウン というと 真下に アップ というと 真上に という感じがするから ヴァイオリンを弾くときにも、そんな感覚が頭から抜けな…

あなたのヴァイオリンのせいではないのよ。

「先生、私の音はきれいじゃないから 別のヴァイオリンを買いたいの。」 「ヴァイオリンを変えたら、いい音がでると思う?」 「うん。」 「じゃあ、あなたのヴァイオリンを先生がちょっと弾いてみてもいいかしら。」 「うん。」 ♪ ♪ ♪ ♪ 「どう? そんなに悪…

先生、エチュードってなに? ヴァイオリンのエチュードにはどんなものがあるの?

エチュードというのは日本語でいうと練習曲のこと。 あなたが勉強しているウォールファルト先生が書いたものをはじめ カイザー、ドント(作品37)、クロイツエル、ローデ、フィオリロ、 もうひとつのドント(作品35)ガヴィニエ など どれもヴァイオリンの技…

ヴァイオリンにおけるヴィブラート

ヴァイオリンを演奏するうえで ヴィブラートも奥が深く、よいものを習得するには、忍耐が必要ですね。 あなたのヴィブラートは腕からのものね。 ゆったりとした、幅広のゆれはいいものですよ。 だけれども、それが EVEN (均一)であれば、ね。 今、あな…

えっっ?!先生にも先生がいるの?

そうよ。 先生にも先生がいるの。 先生の先生の先生も。(笑) 先生は、先生の先生に、今でもときどき 演奏を聴いていただくのよ。 1年に1度くらいしか機会がないのだけれど 先生自身も少しずつだけれど、勉強を続けているの。 先生の先生はすばらしい方でね…

先生、アレグロってどういう意味?

音楽にはとてもよく アレグロ という言葉がでてくるわね。 先生が会ってきたヴァイオリンの生徒のみなさんに 「アレグロってどういう意味?」 と聞くと ほとんどの生徒たちが 「速く!」 と答えてくれるの。 確かに、一般的には 速く と理解されていることが…

おすすめのヴァイオリン弦はありますか?

今や本当にたくさんの種類のヴァイオリン弦が手に入りますが 基本的には ナイロン弦、スチール弦、ガット弦 の3種類です。 先生がよくおすすめするのは トマスティーク(Thomastik)社の ドミナント(Dominant) です。 大きくなるまでは…

ヴァイオリンの弓の毛は何からできているの?

ヴァイオリンの弓の毛は馬のしっぽなの。 1本の弓に 150-160本 から 180-200本 くらいの毛が使われているそう。 白いものが一般的だけれど、黒いものもあるわね。 人間の髪の毛のように、縮れた毛、太い毛、細い毛、いろいろなものがあるので そのなかから…

ヴァイオリンをしまうときに気をつけることはありますか?

ヴァイオリンのレッスンや練習が終わったら 楽器を布できちんと拭いてあげましょう。 松脂をふき取らないと楽器のうえで固まってしまって 専門家の方にクリーニングをお願いしなければならなくなるのよ。 自分の手の皮脂なども同様ね。 先生はレッスン中、楽…

ヴァイオリンの弓につける松脂って何からできているの?

松脂(マツヤニ)はね、松の木の樹液を固めたものなの。 樹液ってわかる? 木を傷つけると、木が自分のことを守ろうとしてでてくる液体のこと。 人間も傷ができると、血液がでて、かたまり、身体を守ろうとするのと同じね。 ヴァイオリンの弓に塗る松脂は、…

カイザー ヴァイオリンのための『36の練習曲』/ Kayser: 36 Etudes for the violin

「先生、カイザーってどの時代の人なのですか?」 「カイザー のフルネームは ハインリヒ・エルネスト・カイザー。 ドイツ人よ。 ヴァイオリン奏者でありヴィオラ奏者。 そして、教育者であり、作曲家だったの。 あなたが今勉強している 『36の練習曲』 は…

はじめまして。

はじめまして。 今日からHatenaでブログをはじめてみることにしました。 私はプロフェッショナルのオーケストラでの演奏を約13年ほど経験したのち 今は ヴァイオリンの先生 をしています。 ヴァイオリンを教えることは 学生のときからしているので もう20年…