ブルッフ ヴァイオリン協奏曲1番 Bruch Concerto for violin in g minor first movement beginning & mm.18, 26
まず、最初の部分がGのOpen String(開放弦)ではじまるので、ピアノのと一緒に弾く際には、調弦をAから始めるとともに、Gもピアノとチェックをして、ピアノのものに近くするのがいいわね。どこに行ってもピアノの調律が多少狂っていることはよくあることだし、ピアノのg minorのハーモニーに近づけておくと、冒頭の部分が聴衆にとって安心できるものとなるわ。弾き始めはとても大切。
D-stringに3指をおいて、ビブラートをかけることも忘れないで。
さて、18小節目、26小節目だけれど、きちんと楽譜通りに弾きましょう。
m.18
m.28
たしかに、7連符をテンポ通りにきちんと弾くのは難しいかもしれない。
でも、練習をすれば、あなたにならできると思うわ。
だから、少し時間がかかっても、早く入ってきたりしないで、楽譜通りに弾けるようにしましょう。
先生、でも、Youtubeに載っている演奏には、早く入ってきているものもあります。
そうかもしれないわね。
いろいろな演奏を見聞きして、インスピレーションを得ることもとてもいいことよ。
でも、いろいろな版が出ていると思うけれど、先生の知る限りでは、ブルッフはそうは書いていないわ。そして、先生自身、そのような教育は受けていないの。ブルッフが書いたものへの敬意、そして、先生の先生(方)への敬意、そういう意味でも、先生は、楽譜に書かれてある通りを弾く ということをあなたに伝えたいわ。
わかりました。やってみます!
ありがとう。