Dear violin Students 私の大切な生徒たちへ

ヴァイオリンを学ぶ方々と分かち合いたいたくさんのこと

篠崎ヴァイオリン教本1巻 no.134: オールドブラックジョー, no.135: 道化師, no.136, 137: ニ長調音階, no.138 ベートーベン第9シンフォニーより「よろこびのうた」

篠崎ヴァイオリン教本1巻 G Major (ト長調)のセクションを終え、D Major (ニ長調)のセクションに入っています。

136番からひとつのスラーで結ばれる音の数が4つまで増えてきましたね。

 

134番 フォスター「オールド ブラック ジョー」/ Foster "Old Black Joe"

アメリカの作曲家スティーヴン・フォスター(1826-18(1826-1864)による1860年の作品です。

フォスターは他にも「おおスザンナ」「スワニー河」などたくさんの曲を書き、「アメリカ民謡の父」とも呼ばれた作曲家。幼少の頃から才能を現し、横笛、ギター、クラリネットを学び、作曲に興味をもってからは、モーツアルト、ベートーベン、ヴェーバーなどの作品を夢中になって研究していたそう。

フォスターは白人ですが、黒人奴隷の苦しみに共感した曲を多く書いています。

この曲が書かれた翌年には 南北戦争がはじまり、1862年には、リンカーンによる奴隷解放宣言がだされています。

dearstudents.hatenablog.com

 

135番 オーシャールより 道化師 / "Clown" from Hauchard

私自身、あまりよく知らないのですが、このオーシャールというのは モーリス・オーシャール のことだと思います。フランスのヴァイオリニストで、いくつか教本を書いています。たまたまですが、手元にこれらの本がありました:

 

f:id:dearstudents:20201007144818j:plain

オーシャール / Maurice Hauchard Method du Violon

これらは重音やスケール、アルペジオの勉強のためのものなので、この「道化師」が入っているのは、たぶんもう少しやさしい教材なのだろうと思います。

「道化師」は Scherzando (スケルツァンド)とあります。英語でいうと very playful, merry, animated. 言葉そのものには joking という意味があるようなので、深刻にならずこころ軽く、楽しんで という感じですね。

 

136番、137番 ニ長調音階 / D Major Scale

ニ長調音階ですが、冒頭にも書いたとおり、スラーが長くなってきました。篠崎先生も書かれているように、最初はスラーなし、2音ずつスラーなども練習するとよりよいですね。

 

138番 ベートーベン 第9シンフォニーより 「よろこびのうた」/ Beethoven from the 9th Symphony "Ode to Joy"

136番、137番で学んだスラーの感覚を曲のなかで使ってみましょう。こちらはベートーベンの交響曲9番の4楽章にでてくる「よろこびの歌」という合唱曲のメロディーです。

Allegro というのは。。。???

ぜひ下の記事を読んでみてくださいね:

dearstudents.hatenablog.com

 

では一緒に練習をはじめましょう!


篠崎バイオリン教本1巻 / Shinozaki Violin Method Vol.1, no. 134, 135, 136, 137, 138

 このYoutubeチャンネルには、篠崎ヴァイオリン教本、鈴木ヴァイオリン教本などの練習補助動画がたくさんありますので、ぜひsubscribeなど、よろしくお願いいたします!動画を通してでも、みなさんとご一緒できることを楽しみにしております!

Happy Practicing!