Dear violin Students 私の大切な生徒たちへ

ヴァイオリンを学ぶ方々と分かち合いたいたくさんのこと

ヴァイオリン、奏法

ヴァイオリンのサウンディングポイントについて考える:Vieuxtemps 36 etudes op.48 no.2

2020年の NAfME - National Honor Ensembles のオーディションの課題のひとつは Vieuxtemps 36 etudes op.48 no. 2 ですね。 オーディション課題は途中からになっているので、そこから数えての小節番号を記してあります。 今回、少し問題になっていて、…

なぜヴァイオリン奏者はビブラートを使うのか?      「ヴァイオリン奏者が左手を動かしていたよ。それってなあに??」

「先生、この間、学校に音楽を演奏しにきた人たちがいたんだ。 ヴァイオリン奏者は、弾いている間に、 なんだかこんな風に左手を動かしていたけど、それは何?? 先生もやるの?」 (8歳のはじめてさん) 演奏を聴きながら、よく観察していたのね! すばら…

左手のピチカート                     Left hand pizzicatos on Trott The Puppet Show その2

「先生、私がやるとピチカートがうまくでないの...」 「そうなの? 弾いてみて」 ♪ ♪ ♪ ♪ 「うふふ。先生はなぜなのかすぐわかったわ。 では、先生が弾いてみるから見てみて」 ♪ ♪ ♪ ♪ 「何が違うかわかる?」 「う~ん。。。」 「そうしたら、もう一度、…

先生、+ってなぁに? Puppet Show by J.Trott (Solos for Young Violinists Vol.1)

+のしるしは 左手でのピチカートで弾いてください という意味。 Trott 作曲 The Puppet Show で はじめてでてくるわね。 +のしるしを見落とさなかったなんて、すごいわね。 きちんと楽譜をみている証拠だわ。 まず、楽譜に書いてある通り、すべての音を弓…

弓の動かし方:ダウンとアップ、本当はそうじゃないの?

確かに、弓はの動きは ダウンボウ と アップボウ と呼ばれているわね。 でもね、実は、弓は弦を水平に震わせるもの。 なんだか ダウン というと 真下に アップ というと 真上に という感じがするから ヴァイオリンを弾くときにも、そんな感覚が頭から抜けな…

ヴァイオリンにおけるヴィブラート

ヴァイオリンを演奏するうえで ヴィブラートも奥が深く、よいものを習得するには、忍耐が必要ですね。 あなたのヴィブラートは腕からのものね。 ゆったりとした、幅広のゆれはいいものですよ。 だけれども、それが EVEN (均一)であれば、ね。 今、あな…